2009年1月20日火曜日

レーシックの欠点

医学的なもの失敗・術後合併症等のリスクが存在する。あらゆる手術にリスクは付き物だが、手術を受けなくてもメガネやコンタクトレンズで視力の出せる目に施すレーシックのリスクは、受けなくては治せない病気や怪我の手術のリスクとは同列に語れない。 まだ歴史が浅いため、長期に渡る安全性が実証されていない。理論的に大丈夫だろうというだけで、実際に大丈夫だった例で確認されているわけではない。 角膜が薄くなるため強度が下がり、打撲などによって眼球が破裂する危険が高まる。 術後角膜に微細な傷痕が残る。他人から見る分には全く分からない傷痕だが、これにより次のような症状が出ることがある。 角膜の傷によって光線が撹乱され、網膜像のコントラストが低下する。視力検査は白地に黒い指標という最大限にコントラストの高い条件で行なわれるので網膜像のコントラストが多少低下しても視力の数字には影響しないが、日常生活では視力検査よりコントラストの低いものを見ることが多いので、本人の感じる「見やすさ」には影響する。 術後、一過的または継続的にハロ・グレアが出現する。 レーシックによって得られる矯正視力は、メガネやコンタクトレンズによって得られていた矯正視力を下回ることはあっても上回ることはことは無い。表面上メガネやコンタクトレンズより良い視力が得られたように見える場合もあるが、それは手術前にメガネやコンタクトレンズの度数を抑え気味にして矯正視力をあえてあまり出していなかったことによる。レーシックを受けなくてもメガネやコンタクトレンズの度を強くすれば同じかそれ以上の視力が出せたはずである。メガネで視力が出にくいほど強い近視には、角膜を削る量が多くなりすぎるため、レーシックは適さない。 フラップの作成により角膜中心部の知覚神経が切断されるため、ドライアイになることがある。切断された知覚神経が再生することはないが、自覚症状は慣れによってある程度解消する。 良い視力を求めて角膜を削り過ぎると遠視になり、これを再度修正することは困難である。軽度の遠視ならば視力は良好だが、近くが見にくくなることがある。この問題を回避するために矯正を控えめにすると今度は近視が残る可能性が高まる。 一日の中の時間帯や天候・高度によって視力が変動しやすくなる。角膜が薄くなる分変形しやすくなり、体調による眼圧の変化や、天候や高度による気圧の変化によって角膜がわずかに突出したり陥没したりするためである。 角膜が変形しやすくなる影響で、眼圧検査時に眼圧が実際よりも過小評価されるようになる。眼圧検査時はレーシックを受けたことを申告する必要がある。 夜間視力が、術前の眼鏡やコンタクトレンズによる矯正より低下することがある。角膜中心部の曲率しか変わらないので、夜間瞳孔が開くと角膜周辺部の術前と変わらぬ曲率をもつ部分を通った光線が網膜に到達するようになり、二重像を生じることがある。特に瞳孔の大きい者の症状が強い。現行の運転免許制度では夜間視力が低下しても免許を剥奪されることはないが、事実上夜間の運転が不可能になることがある。 白内障手術の際、眼内レンズの度数ずれをおこすことがある。 フラップは時間の経過とともに安全な強度に近づくが、完全に元には戻らない。強い外圧がかかるとごくまれにフラップがずれる場合がある。このため格闘技の選手などには向かない。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2009年1月13日火曜日

レーシックとは

レーシック (LASIK: Laser in Situ Keratomileusis ) とは目の表面の角膜にエキシマレーザーを照射し、角膜の曲率を変えることにより視力を矯正する角膜屈折矯正手術の一種で、正式名称は”レーザー角膜屈折矯正手術”。

マイクロケラトームとよばれるカンナのような機械で角膜の表面を薄く削りフラップ(ふた状のもの)を作り、めくる。
そこにエキシマレーザーを照射し、角膜の一部を蒸散させる。その後、フラップを元の位置に戻し、フラップが自然に接着するまで2~3分ほど待つ。

角膜中央部が薄くなるため、角膜の曲率が下がり、凹レンズを用いたのと同じ効果が得られ近視が矯正される。
乱視の場合は検眼のデータをもとにレーザー照射を調節すれば矯正できる。


レーシック手術は国内でもプロスポーツ選手や有名人、芸能人がレーシック手術体験者となっており、ここ数年で国内ではレーシック手術が行えるクリニックや医院が急増している。

手術費用は自由診療なので実費16万から30万ほどで、クリニックにより幅がある。

健康保険はレーシックには適用されず実費診療となるが、生命保険加入者であれば「レーシック手術」により手術給付金が支払われるケースがある。

カンナのような機械のマイクロケラトームの代わりに”イントラレーザー”を使いフラップを形成する術式もある。
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